Uちゃんは集団場面に参加して、話を聞くという事は出来ています。
そして、一生懸命に話を理解しようとしました。
みんなと何かをやるという事は分かっているのです。そして、一緒に参加しようとして真剣に行動しました。
ただ、周りと違う行動になってしまっただけです。
こういう場合、たとえ不完全でもUちゃんなりに理解して行動しようとしたことは認めてあげてください。そして、さりげなくUちゃんに声をかけてあげて、「ちょっと違ってね。水着に着替えようね」とすぐに修正してあげてください。
皆の前で「違うよ」とだけ否定してしまうと、本人は「出来なかった」というマイナスのイメージだけが強く心に残ってしまいます。
発達障害のある子どもは、話がうまく理解できなくても「肯定」「否定」はよく覚えていたりします。
失敗体験を積み重ねると、やる気を失ってしまう可能性も。
やる気を失った子に、次何かをやらせようとする事は周りの大人にとっても負担になります。そして、大人も教えようという気力を失いがちです。ですから、本人が失敗感を持たずに参加できる事が重要ポイントです。
子どもが失敗した後は、大人が否定してしまわずに、肯定的にやる事を伝えてあげてください。
そして、修正できて適切な行動がとれた時は、即褒めてあげましょう。