発達障害の子ども達

                     

発達障害のある子ども達にとって、その子たちの特性を踏まえた関わり方とは何でしょう。

それは、子どもの事を尊重した、子どもに分かりやすいかかわり方ではないでしょうか。

これは子ども達にとって、有効になるどころか、むしろわかりやすいかかわり方になります。

さて、多かれ少なかれ誰でも出来る事と出来ない事・得意な事不得意な事があります。それが日常生活上で支障をきたすほど極端に認められるのが「障害」です。

障害の中でも発達障害というのは、ものや人の捉え方・コミュニケーションの取り方に影響を与え、定型発達の子ども達とは多少違う障害だと言えます。

これは「違い」であって、決して「発達しない」「生活できない」というわけではない事は頭の片隅に置いて下さい。

発達障害のある子ども達は、周りの大人が驚くくらい記憶力が良かったり、特定のものへの興味関心を強く持ったりします。

実年齢以上の能力がある一方で人への関心は薄かったり、周りの事が気になって集中できなかったり、同じ姿勢を保てなかったりします。発達障害のある子ども達には、こういった発達の偏りやでこぼこがあるのです。

子ども自身の成長におけるでこぼこである為に、集団のルールに合わせて行動できなかったり、指示に従えなかったりといったように、社会生活の中で苦労や苦痛を感じている日々は少なくない事でしょう。

例えば、私たちは目の見えない人と関わる時には文字や絵などの視覚情報は使いませんよね。また、耳の不自由な人と関わる時に話ことばだけでは説明しませんよね。発達障害も同様なのです。

発達障害の子ども達は脳内の情報処理の仕方が生まれつき特別であるという事を少しでも覚えておいてください。

                               

1人で考え込まない

       

子どもと日々関わっていると、小さな事から大きな事までつい考え込んだり、判断しなくてはならない状況に遭遇すると思います。

例えば、もっと食べさせた方がいいのかなとか、着替えさせた方がいいかなとかやめた方がいいかな等、それこそ日常的な判断から大きな判断が必要となる事まで様々です。

それから、専門機関に相談に行くべきなのか、それともこれくらい自分でやらなきゃいけないのか、なんて事もあるでしょう。

もしお子さんが小学生の場合には放課後等デイサービスの学習支援カルチャーズデイ|横浜市保土ヶ谷などの放課後等デイサービスを行っている場所に相談してみるのも良いでしょう。

また、お子さんがまだ幼児の場合には、どこの幼稚園に通うのがいいのかという進路に関わる判断も出てくるかもしれません。

毎日、判断の連続。どうしても、ついつい1人で考え込んでしまうという事もあるのではないでしょうか。

これでは、たとえ子どもとの関係が上手くいっていても疲れが出てきてしまったり、孤立感を感じたり。するとだんだん、子どもの悪い面が気になり始めます。

発達障害のある子どもの行動は、周りの人から理解を得づらい場合もあるため、子どもからのフィードバックも少なかったりします。

そうすると、子どもに関わっている大人が真剣になればなるほど、行き詰ってしまうという事もしばしばあります。結果、子どもとの関係が悪化してしまい、悪循環を招きやすくなるケースがあります。

これは、両親・祖父母・幼稚園や保育園の先生でも同じ事が言えるのではないでしょうか。そのような事が起きない為にも、日頃より子どもと関わる人達の間で、チームを作ってみると良いでしょう。

チームというと大げさに感じるかもしれませんが、子どもを中心に関係する人達という事です。チームでは皆が同じ事をするというのではなくて、役割分担をしましょう。色々な役割を持つ人を、子どもを中心に作っておくのです。

家庭では母親・父親・祖父母等、幼稚園や保育園では担任の先生・主任の先生・園長先生など。分担して、子どもに関わったり相談がしあえる環境を作れるとより良いかもしれません。

その為にも子どもの特性を日頃から共有しておくというのが肝になってくるでしょう。色々な場所で、自分自身の事を含めて、子どもの事を話題に出来るようにしましょう。

子どもを取りまく大人たちのコミュニケーションがうまくいけば、心のゆとりが生まれます。

落ち着いて子ども1人ひとりと向き合え、子どもを中心に物事を考えられるのではないでしょうか。

子どもを取りまく大人同士の関係も良好でありたいものです。

       

どんな時も、子どもの応援団でいる

        

大人は、つい子どもの行動を「できる」「できない」で判断してしまい、できた事は褒めて・できなかった事は指摘し修正しようとしてしまいます。

大人が子どもに対してやってしまいがちな事として、大人が子どもの示す行動を「好き」「嫌い」「良い」「悪い」という大人の価値観・固定観念で判断してしまう事があげられます。

例えば、「上手に絵が描ける子は好き」「それは(大人の自分が)嫌いだからやらないで」「こんな事が出来ない子は悪い子」と明らかに大人の好み・価値観で結ってしまっている場合があるのです。

こうしたことをついつい言ってしまいがちではないでしょうか。

多くの定型発達の子ども達は、「絵がかけた事をほめられた」「失敗を注意された」くらいで受け止める事が出来るかと思います。というのも、言外の意味を理解することが可能である為、注意を受けた場合でも「自分そのものを否定された」とその言葉を受け取ることは少ないかもしれません。

しかし、発達障害のある子ども達は、言外の意味を理解することが困難な場合が多く、ストレートにその言葉を受け止めてしまう可能性が高いのです。その為、たとえ大人が軽い気持ちで言った言葉であったとしても本人は「自己否定された」と字句通りに受け取ってしまう事があるのです。

子どもを傷つけてしまわないように、大人は人格を否定してしまう可能性がある言葉は使わないように注意する必要があります。

しかし、大人が使う言葉にどんなに気を付けていても、「お母さん嫌い」「先生なんか大嫌い」と言ってくる子ども達もいらっしゃるかと思います。子ども達が使うこの言葉は、自分の思い通りにならない事に対して大人の対応を試すような言動が含まれています。

それに対し、大人が感情的に「そんな事言う人は嫌い」「そんな事を言うのはダメな子だ」と人格に触れるような返答をしてしまわないように気を付けましょう。

あくまでも、「行動に関しては指摘するけど、あなたの存在は愛おしい」という姿勢でいる事がとっても大切です。

とはいえ、「嫌い」と面と向かって言われるとショックですよね。この時、子どもからの「嫌い」はそんなに深い意味はありません。ですので、「お母さんはあなたの事大好きだよ」「先生は好きよ」と返答を一貫させてみましょう。

こうすることにより、自然と子どもは「嫌い」と言わなくなるようです。

ここで大切なのは、「子どもが何かが『できる』『できない』に関わらず、いつも子どもの事を受け止めて応援している姿勢を大人が示す」事です。

子どもの存在そのものを認めてあげて、どんな状況でも子どもを応援している事を言葉や態度で伝えてあげましょう。